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2学期終業式を迎えて

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2学期が終了いたしました。冬期休業中には正月があり、暦の上での区切りでもあります。新たな年を迎えるにあたって、さらに高い志を持って3学期を迎えたいものです。

 

令和4年度2学期終業式 校長式辞

…(前略)振り返ると日星祭文化祭の部をはじめとして多くの行事や取組のあった2学期でしたが、ほぼ計画通りに行事が実施できて良かったと思います。昨日行われたクリスマスミサも厳かな雰囲気の中で実施できて本当に良かったと思っています。どの行事も、3年生を中心に熱心に取り組み、それぞれに成果や収穫の見られた2学期だったと思います。地域からも日星の取組を評価していただく機会もあって大変嬉しく思っています。

 …(中略)

さて、皆さんは「パンドラの箱」の話は知っていますか?

 …(中略)パンドラは災厄が飛び出した箱のふたを閉めますが、箱の底には最後まで残っていたものがありました。それは何かと言うと「希望」でした。

 国際紛争はまだ終息せず、日本ではコロナ禍の第8波の渦中ですが、「こんな時だからこそみんなで協力し合い、一人ひとりが最善を尽くそう」という尊い気持ちが世界中で生まれています。まさにそれこそが、この不安定な世相の中で得た「希望」ではないかと思います。どんな良くないことや困難があっても、人生に希望がある限り前に進める。つまり、どのようなことが起きても希望を持ってポジティブな考え方で行動することで前途が開けると言うことです。

 そこで、夢や希望を持って生きるために皆さん一人ひとりにも、こうした大変な時期だからこそ、これからどう生きていくのか、人とのかかわりをどうしていくのか、ということを年末のこの時期に改めて考えてもらいたいと思います。

具体的に言うと、3つあります。

1つ目に、皆さんは夢や希望を持って未来の自分を思い描き、自分を成長させようと努力をしているでしょうか。

縁あってこの世に生まれた自分を精一杯生かしきろうとしていますか。

2つ目。皆さんは、自分の周りの人を大切にしているでしょうか。

周りの人を傷つけたり裏切ったり悲しませたりはしていませんか。

3つ目。皆さんは、知り合いでない人に対して、失礼な態度を取っていませんか。学校の来客者など知らない人にも挨拶をし、相手の身になって対応することができますか。

社会・世の中というものが、人と人との関係で成り立っているものである以上、この3つのことはどうしても欠かせないことだと思います。

皆さんがこのことを意識して、一人ひとりがみんなと協力し行動できれば、その場所は間違いなく素晴らしい場所になります。

日星の校歌の一番の歌詞にも希望の文字があります。来年はみなさんと一緒に「希望」がいっぱい感じられる日星高校にしていきましょう。

今日は2学期終業式、明日からは冬休みです。最初に言ったように、今年1年を振り返り、自分のこれからについて考え、充実した生活を送って、3学期の始業式の日には全員がまた元気な姿を見せてくれることを願っています。…(後略)

2022.12.21

聖ヨゼフ学園日星高等学校

校長 出野 健資

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